帯掛(読み)オビカケ

デジタル大辞泉 「帯掛」の意味・読み・例文・類語

おび‐かけ【帯掛(け)】

江戸時代奥女中などが用いた帯留め
岩田帯を締めること。帯祝い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「帯掛」の意味・読み・例文・類語

おび‐かけ【帯掛】

〘名〙
近世大名の奥女中などが使った帯留一種帯挟み。帯平。
※諸家奥女中袖鏡(1858)御免服の事(古事類苑・服飾二〇)「紳(こしおび)、帯掛は、御側御次以上白地の事」
② 妊娠五か月目または七か月目ごろの戌(いぬ)の日に行なう帯祝い。腹帯をしめること。
③ 帯をかけておく家具
※調度口伝(古事類苑・服飾二〇)「婚礼道具 一帯掛の事」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android