帯電防止剤(読み)タイデンボウシザイ

デジタル大辞泉 「帯電防止剤」の意味・読み・例文・類語

たいでん‐ぼうしざい〔‐バウシザイ〕【帯電防止剤】

帯電防止のための物質絶縁性の高い物質は摩擦などにより帯電しやすいため、導電性親水性を高める界面活性剤などが用いられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「帯電防止剤」の解説

帯電防止剤
タイデンボウシザイ
antistatic agent

プラスチック繊維などに発生する静電気の帯電を防止する化合物表面処理で賦与する場合と,内部に添加する場合とがある.界面活性剤が用いられ,その親水性基によって電荷の漏洩速度を速くする.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の帯電防止剤の言及

【帯電防止】より

…これを防止するには,表面電気抵抗を1010Ωcm以下,好ましくは106Ωcm以下にすればよい。帯電防止法としては,発生する静電気が蓄積しないで速やかに漏洩(ろうえい)するように,親水性,導電性の帯電防止剤を,合成繊維(紡糸時)や樹脂(加工前)に添加(練込み)したり,製品表面に塗布あるいはスプレーによって付着させる方法がとられる。繊維の場合には,このほか,金属めっきをした繊維やその他の導電性繊維を混ぜることによっても帯電防止効果が得られる。…

※「帯電防止剤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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