表面処理(読み)ヒョウメンショリ

デジタル大辞泉 「表面処理」の意味・読み・例文・類語

ひょうめん‐しょり〔ヘウメン‐〕【表面処理】

材料表面硬化・美化・平滑化・耐食化するなど、その状態を改善するための処理めっき塗装など。

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精選版 日本国語大辞典 「表面処理」の意味・読み・例文・類語

ひょうめん‐しょりヘウメン‥【表面処理】

  1. 〘 名詞 〙 工作物の表面の物理化学的性質を、何らかの意味で向上させるために行なう加工で、工作物の内部までは、その変化の及ばないもの。表面に丈夫な酸化膜を作ったり、ショットピーニングを施すなどすること。〔原子椎茸と(1954)〕

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化学辞典 第2版 「表面処理」の解説

表面処理
ヒョウメンショリ
surface finishing

防食,装飾あるいは表面硬化などの目的で,金属表面に対して行う化学的あるいは物理的処理をいう.その代表的なものを次に示す.
(1)前処理;脱脂,除錆(せい),平滑化(機械研磨,電解研磨).
(2)金属被覆;電気めっき溶融めっき,金属浸透めっき,金属溶射,かぶせ金,真空蒸着
(3)無機質被覆;無機質塗料,ほうろう,ガラス・ライニング,セメント・ライニング.
(4)有機質被覆;有機塗料,ゴム・ライニング,プラスチック・ライニング,タール被覆,さび止め油.
(5)表面硬化;浸炭窒化,高周波(または電解)焼入れ

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知恵蔵 「表面処理」の解説

表面処理

耐食性、耐摩耗性などの向上や外観美化を目的に、材料表面に施す処理。材料表面を化学的に変化させて耐食性や表面硬度を高める方法(アルマイト、窒化、浸炭など)、他の物質で表面を覆うメッキ法(電解メッキ、無電解メッキ、CVDPVDなど)、鋼材の表面だけを焼き入れする方法などがある。特に自動車、建材、家庭用製品向けに、メッキ済み鋼板上に樹脂やクロム化合物などで美麗表面を作る技術など、近年、発展が著しい。

(徳田昌則 東北大学名誉教授 / 2007年)

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「表面処理」の解説

表面処理

ディスプレイ管面への映り込みを低減させるために、ブラウン管表面にコーティング処理などを施すこと。一般にはノングレア処理と呼ばれることが多い。このための具体的な表面処理としては、シリカコート、ARコート、ARパネルなどの方法がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「表面処理」の意味・わかりやすい解説

表面処理
ひょうめんしょり

金属表面処理

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