帰入(読み)きにゅう

精選版 日本国語大辞典 「帰入」の意味・読み・例文・類語

き‐にゅう‥ニフ【帰入】

  1. 〘 名詞 〙
  2. もと居たところに帰ってくること。もとにもどること。
    1. [初出の実例]「三十人帰入者、近年上臈え再入仁躰多之間、寺住衆供領昇進及遅々候」(出典高野山文書‐弘治三年(1557)一二月一九日・学侶評定事書)
  3. 仏語。教えを受けて、深く仏の真実に従うこと。帰依
    1. [初出の実例]「如来の廻向に帰入して 願作仏心をうるひとは」(出典:三帖和讚(1248‐60頃)正像末)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android