常同(読み)じょうどう

精選版 日本国語大辞典 「常同」の意味・読み・例文・類語

じょう‐どう ジャウ‥【常同】

〘名〙
事物が常に同一の状態にあって変わらないこと。
※開化本論(1879)〈吉岡徳明〉上「宇宙の事物は皆悉く同一真神の霊体に万理を具へたるより発見する者なれば常同の類理あり」
精神病理学において、不自然に反復される行動(常同行為)や言語常同言語)、あるいは異常に長く同一状態を保ちつづける姿勢常同姿勢)をいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「常同」の意味・読み・例文・類語

じょう‐どう〔ジヤウ‐〕【常同】

物事が常に同じ状態で変わらないこと。
精神病理学で、同じ行為や言葉を不自然に繰り返したり、同じ姿勢をいつまでもとり続けること。→常同症

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android