常盤井殿町(読み)ときわいどのちよう

日本歴史地名大系 「常盤井殿町」の解説

常盤井殿町
ときわいどのちよう

上京区今出川通寺町西入三丁目

京都御苑きようとぎよえんの北、今出川いまでがわ通に南面する。現町域はすべて同志社女子中学校・同高等学校敷地。

応仁前後の様子を伝える中昔京師地図に「義政公亭 応仁後ニ至テ存ス」とある。「康富記」嘉吉四年(一四四四)正月一〇日条に「是日、室町殿有於管領左衛門入道宿所、自烏丸殿北小路万里小路御所也管領宿所春日万里小路東南。」とあり、この辺りは足利義政館の跡地になる。寛永一四年(一六三七)洛中絵図に「御国様御下屋敷」とみえ、元禄四年(一六九一)京大絵図には「二条殿御知行 千七百石余」とみえる。

寛文後期洛中洛外之絵図に「講堂町」、同末洛中洛外大図に「かうだう内町」とみえ、元禄末期洛中絵図に「常盤井殿北丁」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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