常福寺村(読み)じようふくじむら

日本歴史地名大系 「常福寺村」の解説

常福寺村
じようふくじむら

[現在地名]常陸太田市常福地じようふくじ

里川渓谷に位置し、春友はるとも村の南にある。水戸より棚倉たなぐら(現福島県)への往還道筋にあたる。寛永一二年(一六三五)の水戸領郷高帳先高に「常福寺村」とある。「水府志料」に「むかし常福寺といへる寺あり。よりて村名とす。今の瓜連うりづら常福寺是也」とある。しかし常福寺は南北朝時代に瓜連(現那珂郡瓜連町)に建立され、のち瓜連城跡に移されたといい、常福寺村との関係は不明。天保一三年(一八四二)に水戸藩の天保改革により常福地村と改字された。「新編常陸国誌」によると明和元年(一七六四)の戸数八五・人口三三三、安永九年(一七八〇)には一〇六戸で三二六人、寛政元年(一七八九)には二七四人、文化二年(一八〇五)には七四戸。


常福寺村
じようふくじむら

[現在地名]奈良市佐紀さき

門外もんのそと村東北方に所在。寛永一六年(一六三九)から元禄一五年(一七〇二)までの間に超昇寺ちようしようじ村から分れ、郡山藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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