幅をする(読み)ハバヲスル

デジタル大辞泉 「幅をする」の意味・読み・例文・類語

はばを◦する

幅を利かせる」に同じ。
「この嫁が―◦する様に見えて。おのれはいわば厄介物」〈紅葉・二人女房〉

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精選版 日本国語大辞典 「幅をする」の意味・読み・例文・類語

はば【幅】 を=する[=なす]

  1. はば(幅)を利かす
    1. [初出の実例]「Fabauo(ハバヲ) suru(スル)〈訳〉飾り立て誇る」(出典日葡辞書(1603‐04))
    2. 「鬼兵へといへるが後見して、はばをなし、丹次郎はひかげの身となり」(出典:人情本・春色梅児誉美(1832‐33)初)
  2. のびのびとした姿勢をとる。くつろぐ。
    1. [初出の実例]「冷てえ足だ。氷のやうだ、サアおもいれはばをして温るがいい」(出典:人情本・春告鳥(1836‐37)二)

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