丹次郎(読み)タンジロウ

デジタル大辞泉 「丹次郎」の意味・読み・例文・類語

たんじろう〔タンジラウ〕【丹次郎】

為永春水作の人情本春色梅児誉美しゅんしょくうめごよみ」の主人公複数女性に愛されたので、江戸末期の色男代名詞となった。

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精選版 日本国語大辞典 「丹次郎」の意味・読み・例文・類語

たんじろうタンジラウ【丹次郎】

  1. 為永春水作「春色梅児誉美以下の梅暦シリーズの主人公。江戸末期の人情本の典型的主人公で、多くの女性に貢がれる柔弱人物として、当時の色男の代名詞ともなった。
    1. [初出の実例]「世間一統の丹次郎達、定めて御如才あるまじきか」(出典:人情本・春色梅美婦禰(1841)初)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「丹次郎」の解説

丹次郎 たんじろう

為永春水作の人情本の主人公。
「春色梅児誉美(しゅんしょくうめごよみ)」「春色辰巳園(たつみのその)」「春色恵(めぐみ)の花」の春色三部作に登場。遊女屋唐琴屋(からことや)の養子で,女性にもてたため,丹次郎は色男の代名詞とされる。

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