日本歴史地名大系 「幌内線」の解説 幌内線ほろないせん 北海道:空知支庁三笠市幌内線現在のJR函館本線岩見沢駅で分岐し、三笠駅を経て幾春別(いくしゆんべつ)駅に至る路線(一八・一キロ)と、三笠駅から幌内駅に至る路線(二・七キロ)からなる。昭和六二年(一九八七)廃線。当初は幌内炭鉱の石炭輸送を主目的に手宮(てみや)(現小樽市)―幌内間に開通した官営幌内鉄道の一部で、同鉄道は明治一三年(一八八〇)に起工、同一五年一一月に開通した。全線で一二駅が設けられ、当市域には幌内太(ほろないぶと)駅(のち三笠駅)・幌内駅が開設された。同二一年一二月幌内太―幾春別間が開業。翌二二年北海道炭礦鉄道会社に払下げられた。同二五年の乗降客数は幌内太一万六千一二四人、幌内八千九九八人、幾春別五千二七九人(道庁統計書)。同三四年岩見沢―幌内間を幌内支線、幌内太―幾春別間を幾春別支線と称することになった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by