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幌内炭鉱 ほろないたんこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

幌内炭鉱
ほろないたんこう

北海道三笠市唐松青山町にあった北海道炭礦汽船系の炭鉱。明治1(1868)年発見,1879年国営で開坑,1882年石炭輸送のため小樽手宮-幌内間(90km)鉄道開通,これは北海道最初の鉄道であった。1889年11月北海道炭礦汽船鉄道(のちに北海道炭礦汽船に社名変更)設立と同時に,国から払い下げを受けた。鉱区は夕張炭田の北端で,白亜紀層を基盤とする古第三紀石狩層群に属する幾春別層に十数枚の炭層が存在し,そのうち稼行対象は 9層で,炭丈は 0.8~2.2m,埋蔵炭量 4億7000万t。炭質は不粘結性瀝青炭で一般暖房用である。1975年11月に坑口から深さ 1000mの 7片区域においてガス爆発が発生し 24人死亡,坑内火災が全坑に及んだので消火のため全坑水没させた。1976年4月から揚水を開始し,1977年5月揚水完了,10月から出炭を再開し,1979年には従業員 2130人で年出炭量 99万tを記録したが,1989年9月に閉山した。

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世界大百科事典内の幌内炭鉱の言及

【石狩炭田】より

…日本最大の炭田であり,埋蔵量約30億tといわれ,炭質は粘結性原料炭が主であるが,一般炭も産出した。【大橋 脩作】
[歴史]
 石炭の発見は安政年間(1854‐60)とされるが,開発は,アメリカ人のB.S.ライマンによる地質調査ののち,1879年官営幌内炭鉱の開坑に始まる。82年採炭が始まり,同年幌内~手宮間の鉄道も全通し,北海道における近代的炭鉱業が始まった。…

※「幌内炭鉱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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