三笠市(読み)ミカサシ

デジタル大辞泉 「三笠市」の意味・読み・例文・類語

みかさ‐し【三笠市】

三笠

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「三笠市」の解説

三笠市
みかさし

面積:三〇二・六四平方キロ

昭和三二年(一九五七)四月空知郡三笠町市制を施行して成立。空知支庁管内南部の石狩川水系幾春別いくしゆんべつ川流域に位置し、北西は美唄市、北東は芦別市、南東は夕張市、南西は岩見沢市に接する。夕張市・芦別市との境にある幾春別岳に発する幾春別川が右岸奔別ぽんべつ川を合せて市域を西流する。北・東・南の三方山地に囲まれ、幾春別川上流部に人造桂沢かつらざわ湖がある。一帯富良野芦別道立自然公園の一部として観光地になっており、道内有数のアンモナイト化石の産地でもある。山中を国道四五二号(もと産業開発道路の道道夕張―芦別線)が南北に貫き、主要道道岩見沢―三笠線が市内を東西に通り、農地や工業団地が広がる西部平坦地で北海道縦貫自動車道(道央自動車道)・国道一二号に接続する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三笠市」の意味・わかりやすい解説

三笠〔市〕
みかさ

北海道中央部,夕張山地の北西麓にある市。 1957年市制。石狩炭田発祥の地で,1879年幌内炭鉱が道内最初の炭鉱として開かれた。その後幾春別 (いくしゅんべつ) ,奔別 (ぽんべつ) ,唐松 (とうまつ) ,弥生などの炭鉱開発に伴って集落が発達。市制施行時には人口6万を数えたが,1971年奔別炭鉱の閉山後,石炭不況による閉山が相次ぎ,人口が急減。 1970年代より工場誘致をはかり,電気器具,建材,家具などの工業が発達。河谷では,米作のほかタマネギ,キュウリメロンなどの栽培が行われる。 1957年多目的ダムの建設によって生れた桂沢湖は,富良野芦別道立自然公園の景勝地。桂沢周辺は,アンモナイトの埋蔵地,肉食恐竜のエゾミカサリュウの化石 (天然記念物) 出土地として有名。国道 12号線,452号線が通り,道央自動車道のインターチェンジがある。面積 302.52km2。人口 8040(2020)。

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