20世紀日本人名事典 「干刈あがた」の解説
干刈 あがた
ヒカリ アガタ
昭和・平成期の小説家
- 生年
- 昭和18(1943)年1月25日
- 没年
- 平成4(1992)年9月6日
- 出生地
- 東京都青梅市
- 本名
- 浅井 和枝
- 学歴〔年〕
- 早稲田大学政経学部新聞学科中退
- 主な受賞名〔年〕
- 海燕新人文学賞(第1回)〔昭和57年〕「樹下の家族」,芸術選奨文部大臣新人賞(第35回・昭59年度)「ゆっくり東京女子マラソン」,野間文芸新人賞(第8回)〔昭和61年〕「しずかにわたすこがねのゆびわ」
- 経歴
- 大学中退後、コピーライター、15年間の主婦生活を経て離婚。昭和57年より小説を書き始め、同年「樹下の家族」で第1回海燕新人文学賞を受賞。続く「ウホッホ探険隊」と「ゆっくり東京女子マラソン」で第90回(58年下期)と91回(59年上期)の芥川賞候補に。離婚家庭の母子像や女性の生き方、家族の問題などをテーマに執筆。他に「しずかにわたすこがねのゆびわ」「黄色い髪」「ウォークinチャコールグレイ」「名残りのコスモス」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報