樹下(読み)じゅげ

精選版 日本国語大辞典 「樹下」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐げ【樹下】

〘名〙 (「げ」は「下」の呉音)
今昔(1120頃か)一「沙門瞿曇(くどん)、樹下に在(ましま)して五欲を捨て端坐思惟(しゆい)して正覚を可成(じゃうずべ)し」
② 「じゅげざ(樹下坐)」の略。〔文明本節用集(室町中)〕

じゅ‐か【樹下】

〘名〙 樹木の下。このした。じゅげ。
田氏家集(892頃)中・拝美濃之後蒙菅侍郎見視喜遙兼賀州詩草依本韻継和之「雖是除書同日到、甘棠樹下少風流
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉五「また其樹下の一草を動かす如くに僕の心を動かして」 〔史記‐秦始皇紀〕

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デジタル大辞泉 「樹下」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐げ【樹下】

じゅか(樹下)」に同じ。

じゅ‐か【樹下】

樹木の下。じゅげ。

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普及版 字通 「樹下」の読み・字形・画数・意味

【樹下】じゆか

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