平七新田(読み)へいしちしんでん

日本歴史地名大系 「平七新田」の解説

平七新田
へいしちしんでん

[現在地名]碧南市平七町・霞浦かすみうら町・東浦ひがしうら町・日進につしん町・平七

矢作川の右岸碧海へきかい台地の東側に築造された干拓新田。承応年間(一六五二―五五)棚尾たなお村の東海岸にあたる東浦の地に、稲生平七郎が最初に開発を志し、明暦元年(一六五五)稲生平七郎・林勘兵衛・間瀬弥左衛門・大脇六右衛門の四人が再願し、同三年完成(「平七村開発以来由緒記」神明社蔵)。開発の条件は

<資料は省略されています>

などであった。寛文三年(一六六三)神明社を勧請、翌四年検地、「平七新田」と称した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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