日進(読み)にっしん

精選版 日本国語大辞典 「日進」の意味・読み・例文・類語

にっ‐しん【日進】

[1] 〘名〙 日々に進歩すること。
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉三「此頃より製作に力を尽し、兼て耕芸を勤め、富庶丞丞として日進せり」 〔謝霊運‐弁宗論〕
[2] 愛知県西部、名古屋市の東に隣接する地名。名鉄豊田線・地下鉄舞鶴線が通じる住宅都市。平成六年(一九九四市制

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デジタル大辞泉 「日進」の意味・読み・例文・類語

にっ‐しん【日進】

日々に進歩すること。
西洋―の書を読むことは」〈福沢福翁自伝

にっしん【日進】[地名]

愛知県中部の市。名古屋市の東に接し、住宅地化が進む。人口8.4万(2010)。

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改訂新版 世界大百科事典 「日進」の意味・わかりやすい解説

日進[市] (にっしん)

愛知県中部の市。人口8万4237(2010)。1994年市制。尾張丘陵に位置し,西は名古屋市に接する。奈良・平安・鎌倉時代を通して日本有数の窯業生産地であった。南部を名鉄豊田新線(現,豊田線)が走り,南西部に国道153号線豊田西バイパス,北東部に東名高速道路が通じる。米作と野菜栽培を主体とする農業地域であったが,近年電気機器や輸送機器関係を中心として工業生産も伸びている。名古屋市のベッドタウンとして人口が急増している。市内には東郷町にまたがる愛知池,景勝地で知られる御岳山のほかにも,岩崎城跡や五色園などの観光地がある。
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普及版 字通 「日進」の読み・字形・画数・意味

【日進】につしん

日に進む。〔易、益、彖伝は動きて(したが)ひ、日にむこと疆(かぎ)り无(な)し。天は施し、地は生じ、其の、方无し。

字通「日」の項目を見る

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「日進」の解説

日進 にっしん

1259-1335* 鎌倉時代の僧。
正元(しょうげん)元年生まれ。日向(にこう)に師事し,正和(しょうわ)2年師の跡をついで甲斐(かい)の身延山久遠寺3世となり,また上総(かずさ),下総(しもうさ)での布教につとめた。建武(けんむ)元年12月8日死去。76歳。下総曾谷(千葉県)出身。俗姓は曾谷。通称は大進阿闍梨(あじゃり),三位公。

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