日本歴史地名大系 「平井倉」の解説 平井倉ひらいくら 宮崎県:児湯郡新富町三納代村平井倉現三納代(みなしろ)地内の平伊倉(ひらいくら)が遺称地。康正二年(一四五六)一一月、県土持氏が南下し新納(にいろ)方面を侵略した際、伊東氏と合戦となり、土持金綱は平井倉渡で討取られている(日向記)。寛永九年(一六三二)肥後熊本藩の加藤忠広が改易となった際、飫肥藩伊東氏が熊本城(現熊本市)の警護の番役を命ぜられて肥後に向かい、途中平井倉で宿をとっている(同書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by