平吹町・平吹新町(読み)ひらきまち・ひらきしんまち

日本歴史地名大系 「平吹町・平吹新町」の解説

平吹町・平吹新町
ひらきまち・ひらきしんまち

[現在地名]富山市平吹町・旅篭町はたごまち桃井町もものいちよう一丁目・西四十物町にしあいものちよう

富山城の南西に位置。平吹町は南北に延びる諏訪川原すわのかわらの南に続く両側町で、東に折れて旅籠はたご町に続く。平吹新町は諏訪川原南端から西に延び、鉄炮てつぽう町南端に直交する。平吹町は本町のうちで、北陸街道(巡見使道)が通る。寛文六年(一六六六)の御調理富山絵図にみえ前田利次による町割当初からの町。安永八年(一七七九)の本家数三七・貸家数三四で、四丁目まであった(「町方旧記抜書」前田家文書)。天保一二年(一八四一)の富山町方旧事調理によれば、一―二丁目が平吹町、三―四丁目が平吹新町とされている。ただし新町は散地分とされた。新町も含めた竈数一〇六、男一七五・女一八七、出張番所二、橋五、小路二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android