平左衛門新田(読み)へいざえもんしんでん

日本歴史地名大系 「平左衛門新田」の解説

平左衛門新田
へいざえもんしんでん

[現在地名]尼崎市丸島町まるしまちよう・平左衛門町

西新田にししんでん村地先の武庫川とその分流の間にできた高洲で丸島といい、同村と武庫川西岸の鳴尾なるお(現西宮市)との入会草刈場であった。丸島の開発願は宝暦八年(一七五八)鳴尾村から出されたが、尼崎漁民と鳴尾漁民の漁場争いを引起し(「新開停止願」徳田家文書)、許可されなかった(尼崎市史)。文政一〇年(一八二七)頃から開発願がたびたび出された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android