日本歴史地名大系 「平左衛門新田」の解説 平左衛門新田へいざえもんしんでん 兵庫県:尼崎市旧武庫郡地区平左衛門新田[現在地名]尼崎市丸島町(まるしまちよう)・平左衛門町西新田(にししんでん)村地先の武庫川とその分流の間にできた高洲で丸島といい、同村と武庫川西岸の鳴尾(なるお)村(現西宮市)との入会草刈場であった。丸島の開発願は宝暦八年(一七五八)鳴尾村から出されたが、尼崎漁民と鳴尾漁民の漁場争いを引起し(「新開停止願」徳田家文書)、許可されなかった(尼崎市史)。文政一〇年(一八二七)頃から開発願がたびたび出された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報