平平(読み)ヘイヘイ

デジタル大辞泉 「平平」の意味・読み・例文・類語

へい‐へい【平平】

[ト・タル][文][形動タリ]
全く平らなさま。平坦。「平平とした海原
平凡なさま。「平平たる生涯」

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精選版 日本国語大辞典 「平平」の意味・読み・例文・類語

へい‐へい【平平】

〘形動ナリ・タリ〙
① たいらなさま。
平家(13C前)八「あゆみの板をひきならべひきならべわたいたれば、舟の上はへいへいたり」
② 事もなく穏やかなさま。
史記抄(1477)九「此様な事を云たさうとて先づ平々に七十ぢゃと云て置たぞ」
③ 公平なさま。
朝野群載‐一三・永久五年(1117)一一月二一日・藤原憲光班方玉詩「平々治道気新見、琢々学山功尚難」 〔書経洪範
④ 平凡なさま。平平凡凡。
※土井本周易抄(1477)二「其志が平々とあってはかなうまいぞ」 〔後漢書‐班超伝〕

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普及版 字通 「平平」の読み・字形・画数・意味

【平平】へいへい・べんべん

公平で平穏。〔書、洪範〕無く黨無く、王たり。黨無く無く、王たり。

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