平田篤次郎(読み)ヒラタ トクジロウ

20世紀日本人名事典 「平田篤次郎」の解説

平田 篤次郎
ヒラタ トクジロウ

大正・昭和期の実業家 芝浦製作所社長。



生年
明治5年10月2日(1872年)

没年
昭和25(1950)年12月12日

出生地
群馬県

学歴〔年〕
慶応義塾正科〔明治26年〕卒

経歴
北海道炭嚝汽船に入社。明治30年三井工業部芝浦製作所に入社。33年三井物産転勤となり、木材部長から台湾支店長、大阪支店長を経て、大正3年三井物産取締役、昭和2年東洋レーヨン取締役を経て、5年芝浦製作所社長に就任。折からの大恐慌を産業合理化とカルテル化によって乗り切り、同社再建に成功した。12年東京電気社長山口喜三郎に社長を譲り相談役として両社の合併実現に協力し、14年両社が合併して東芝が設立された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「平田篤次郎」の解説

平田篤次郎 ひらた-とくじろう

1872-1950 大正-昭和時代の経営者
明治5年10月2日生まれ。三井物産にはいり,大正10年取締役。昭和5年芝浦製作所社長となり,再建につくす。14年東京電気と合併して東京芝浦電気(現東芝)を設立した。昭和25年12月12日死去。78歳。群馬県出身。慶応義塾卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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