平田遺跡(読み)ひらたいせき

日本歴史地名大系 「平田遺跡」の解説

平田遺跡
ひらたいせき

[現在地名]大口市青木

青木あおき地区の南西市山いちやま川北岸にある。水田の圃場整備事業に伴って西方うえ遺跡とともに発見され、昭和六〇年(一九八五)発掘調査された。市山川に接する小丘陵上に瀬ノ上遺跡と隣接するかたちで総数一四〇基の地下式板石積石室墓があり、この種の墓制では県内で最大規模である。板石の側石で囲んだ石室は長方形円形のものがあり、石室の配置から時期により長方形から円形に石室の形が変化していることが確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 副葬品 鉄鏃

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android