日本歴史地名大系 「平田遺跡」の解説 平田遺跡ひらたいせき 鹿児島県:大口市青木村平田遺跡[現在地名]大口市青木青木(あおき)地区の南西、市山(いちやま)川北岸にある。水田の圃場整備事業に伴って西方の瀬(せ)ノ上(うえ)遺跡とともに発見され、昭和六〇年(一九八五)に発掘調査された。市山川に接する小丘陵上に瀬ノ上遺跡と隣接するかたちで総数一四〇基の地下式板石積石室墓があり、この種の墓制では県内で最大規模である。板石の側石で囲んだ石室は長方形と円形のものがあり、石室の配置から時期により長方形から円形に石室の形が変化していることが確認された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by