平田靱負屋敷跡(読み)ひらたゆきえやしきあと

日本歴史地名大系 「平田靱負屋敷跡」の解説

平田靱負屋敷跡
ひらたゆきえやしきあと

[現在地名]鹿児島市平之町

宝暦治水の惣奉行を務めた平田靱負の屋敷跡。県指定史跡で、現在公園として保存されている。天保城下絵図には平田家と朱書され、天保切絵図には平田靱負一千九六坪とある。宝暦三年(一七五三)一二月、幕府は鹿児島藩へ木曾長良・揖斐の三川治水のお手伝い普請を命じた(旧記雑録)。本曾川の治水・宝暦治水といわれるこの工事は、幕府役人の見分けが終わり完全に竣工するのが同五年四月で、工事期間一六ヵ月余、実質工事期間は二二五日内外であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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