平等主義社会(読み)びょうどうしゅぎしゃかい(その他表記)egalitarian society

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「平等主義社会」の意味・わかりやすい解説

平等主義社会
びょうどうしゅぎしゃかい
egalitarian society

特定の個人または少数の特権階級に権力が集中することなく,生物学的な最小限の差異 (性・年齢差) を除いては,個人が社会的にも経済的にも対等である社会。おもに遊動生活を行なう狩猟採集民の社会が該当する。このような社会では,一般的互酬性の原則に基づく分配が貫かれていること,遊動生活を送ること,流動性が高い社会組織を形成することなどから,食糧保存や過度の蓄財は制限され,特定個人への威信,富の集中が妨げられる。つまり,生態・社会・文化のシステム全体が社会を平準化する機構 leveling mechanismとして機能している。

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