平米町(読み)ひらまいちよう

日本歴史地名大系 「平米町」の解説

平米町
ひらまいちよう

[現在地名]高岡市本町ほんまち

ふくろ町の東に位置し、南北に延びる町。北は湶分あわらぶん領を経て土器かわらけ町。高岡城西側の要衝の地であるため、北方町方面からの入口には大木戸、湶道へ通ずる所には木戸が設けられた(不歩記)。本町で、礪波となみ常国つねくに村の長兵衛などが引越して開かれたという(高岡町由緒聞書)。当初平吹ひらふき町と称したが、天和元年(一六八一)平米町に改称したといい(高岡沿革誌)、平米の名は、当地に役夫に出る者が多く、その代価に与えられる米をお平米と称したことにちなむとされる(富山県教育界雑誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android