平通村
ひらどおりむら
[現在地名]能勢町平通
柏原村の南、竜王山(四六二メートル)の南西麓に位置し、山辺川・山田川が大路次川に合流する付近の東岸流域にあたる。東は坂井峠を越えると下田尻村。平道理村とも記される(元和初年摂津一国高御改帳など)。能勢郡西郷郷士覚書写(東家文書)に南北朝初期と推定される平通村の岡崎氏・平通氏など一三氏が書上げられている。字南山に平通城跡がある。岡崎左衛門尉平宗盛の居城であったが、天正七年(一五七九)織田信澄と戦い敗れたという。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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