平野三郎(読み)ヒラノ サブロウ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「平野三郎」の解説

平野 三郎
ヒラノ サブロウ


肩書
元・岐阜県知事,元・衆院議員(自民党)

生年月日
明治45年3月23日

出身地
岐阜県郡上郡八幡町

学歴
慶応義塾大学〔昭和6年〕中退

経歴
在学中左翼活動で検挙され中退。昭和22年岐阜県の八幡町長に初当選。24年より同県2区から衆議院議員に連続5期当選。元首相幣原喜重郎の衆議院議長時代の秘書役となり、38年「幣原先生から聴取した戦争放棄条項等の生まれた事情について」という報告書を憲法調査会に提出。同報告書は「平野文書」と呼ばれた。41年岐阜県知事に初当選、3期目の51年県発注の公共工事に絡む汚職事件で収賄容疑により書類送検され、辞職。55年岐阜地裁で有罪判決を受けた。著書に「平和憲法秘話」「笑わぬ象徴」「昭和の天皇―帝王学の神髄」など。

没年月日
平成6年4月4日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「平野三郎」の解説

平野 三郎
ヒラノ サブロウ

昭和期の政治家 元・岐阜県知事;元・衆院議員(自民党)。



生年
明治45(1912)年3月23日

没年
平成6(1994)年4月4日

出身地
岐阜県郡上郡八幡町

学歴〔年〕
慶応義塾大学〔昭和6年〕中退

経歴
在学中左翼活動で検挙され中退。昭和22年岐阜県の八幡町長に初当選。24年より同県2区から衆議院議員に連続5期当選。元首相幣原喜重郎の衆議院議長時代の秘書役となり、38年「幣原先生から聴取した戦争放棄条項等の生まれた事情について」という報告書を憲法調査会に提出。同報告書は「平野文書」と呼ばれた。41年岐阜県知事に初当選、3期目の51年県発注の公共工事に絡む汚職事件で収賄容疑により書類送検され、辞職。55年岐阜地裁で有罪判決を受けた。著書に「平和憲法秘話」「笑わぬ象徴」「昭和の天皇―帝王学の神髄」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「平野三郎」の解説

平野三郎 ひらの-さぶろう

1912-1994 昭和時代後期の政治家。
明治45年3月23日生まれ。平野力三の甥(おい)。慶大在学中に左翼活動で検挙され,中退。戦後,郷里岐阜県八幡町の町長をへて,昭和24年衆議院議員(当選5回,自民党)。41年岐阜県知事となるが,3期目の52年に収賄罪で起訴され,辞任。55年有罪が確定。平成6年4月4日死去。82歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「平野三郎」の解説

平野 三郎 (ひらの さぶろう)

生年月日:1912年3月23日
昭和時代の政治家。岐阜県知事;衆議院議員
1994年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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