平面アンテナ(読み)ヘイメンアンテナ

デジタル大辞泉 「平面アンテナ」の意味・読み・例文・類語

へいめん‐アンテナ【平面アンテナ】

平面状のアンテナ衛星放送の受信用に開発され、斜め方向からの電波も受けられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

事典 日本の大学ブランド商品 「平面アンテナ」の解説

平面アンテナ

[機械]
東京工業大学(東京都目黒区)の大学ブランド。
大学院理工学研究科電気電子工学専攻の安藤真教授・廣川二郎准教授の研究室で研究開発されている薄型平面アンテナ。高周波でも効率のよいところが特徴。自動車レーダーや無線IPアクセス用のアンテナとして、その技術をいかした製品が販売されている。近年の携帯電話の爆発的な普及に象徴されるように、無線通信に対する需要は急速に高まり、なかでもミリ波(30GHz以上の非常に高い周波数の電波)は特に注目され、積極的に研究・開発されている。安藤真教授および廣川二郎准教授らの研究室では、導波管を用いた平面アンテナの研究および電磁界理論を研究。一般のアンテナは、高周波では損失が大きく効率が低下するが、安藤教授らのグループで開発した1層構造導波管を特徴とする、スロット方式の薄型平面アンテナは、非常にシンプルで量産可能な構造ながら、高周波でも超高能率を実現。
(注)記載内容は事典編集当時(2010年2月)のものです。内容・価格等はその後に変更になった場合もあります。

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