年内立春(読み)ネンナイリッシュン

デジタル大辞泉 「年内立春」の意味・読み・例文・類語

ねんない‐りっしゅん【年内立春】

陰暦で、新年を迎えないうち立春になること。 冬》

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精選版 日本国語大辞典 「年内立春」の意味・読み・例文・類語

ねんない‐りっしゅん【年内立春】

  1. 〘 名詞 〙 陰暦で、その年の内に立春になること。陰暦で、新年を迎えないうちに立春が来ること。和歌ではこれを春の部とし、「古今集」以来歌集の巻頭歌とされ、連歌俳諧ではこれを冬としている。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「年内立春」(出典:俳諧・山の井(1648)冬)
    2. 「成程今年は年内立春(ネンナイリッシュン)、今日は節分であったな」(出典:歌舞伎・太鼓音智勇三略(酒井の太鼓)(1873)大詰)

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世界大百科事典(旧版)内の年内立春の言及

【立春】より

…暦法上では冬至を11月のうちに置くということが基本になっているので,その約45日後にくる立春は12月15日から正月15日の間におさまって平均すれば元旦立春ということになる。12月のうちに立春がくることを年内立春という。頻度からいうと新年立春より年内立春のほうがわずかではあるが多い。…

※「年内立春」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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