年料舂米(読み)ねんりょうしょうまい

世界大百科事典内の年料舂米の言及

【大炊寮】より

…律令制では親王,議政官,職事官・番上官の官人,雑色人,さらに匠・丁に至るまで,俸禄とは別に,調理品または素材の形で主食,副食,調味料の給食が行われた。諸国が進上する年料舂米を,主計寮の計納を経て大炊寮が収納し,8世紀にはこれを親王,議政官,官人,雑色人に月料(げつりよう)として支給したが(匠・丁には民部省が庸米を大粮(たいろう)として支給),9世紀初頭にそれまで激務の職事・番上官の付加給であった要劇(ようげき)料(銭)・番上(ばんじよう)粮が月料と並んで本給となり,3者の支給対象が分化し,それぞれを大炊寮が年料舂米で支給することになったらしい。しかし,有品親王,公卿などの月料は漸次停止され,881年(元慶5)の元慶官田の設置により,太政官,出納諸司(中務省,監物,民部省,宮内省,大炊寮),給月料之司(大学寮等)以外の官司は要劇料・番上粮として官田を支給され,大炊寮の職務は縮減された。…

【舂米】より

…大和朝廷のもとで屯倉(みやけ)が置かれると舂米部(つきしねべ)が定められることがあった。律令国家の成立とともに官司での食料が多量に必要となると,〈年料舂米〉として定期的に政府に納入させた。その財源はたてまえ上は田租から支出されることになっていたが,実際は正税稲(しようぜいとう)が用いられた。…

※「年料舂米」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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