幸本御嶽
こんとうおん
[現在地名]竹富町竹富
仲筋御嶽の南、仲筋集落の西側に位置する。コントゥオンと発音する。道路脇から御嶽の森となっており、約五〇メートルほど入った所に石垣で囲った神庭・拝屋・イベがある。参道の右側には石垣が積まれている。地元ではコントゥオンという。竹富島のムーヤマ(六山)の一つ(→玻座真御嶽)。「琉球国由来記」によると御嶽の神名は国ノ根ノ神山、イベ名はモチヤイ大アルジ(栄える大主の意)で、この神は久米島から渡来、幸本村の幸本フシカワラという首長が創祀したという。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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