幸運の手紙(読み)こううんのてがみ

精選版 日本国語大辞典 「幸運の手紙」の意味・読み・例文・類語

こううん【幸運】 の 手紙(てがみ)

幸福の予言と呪いとを内容とする文句をしるした手紙。受け取った者は同内容の手紙を、決められた期間に決められた枚数だけ発送する。それを果たすと幸福に、果たさないと不幸になるというもの。大正末期に大流行し、以後もたびたび行なわれ、社会問題となる。幸福の手紙。
※人間嫌ひ(1949)〈正宗白鳥〉「幸運の手紙が私のところへも届いた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android