広古墳群(読み)ひろこふんぐん

日本歴史地名大系 「広古墳群」の解説

広古墳群
ひろこふんぐん

[現在地名]四日市市大鐘町 広

朝明あさけ川北岸に開析された深い谷の一つを堰止めてつくられた伊坂いさかダムの南西側の台地上に築造された方墳群。標高二〇メートルの平地に張出した標高三六メートルの台地先端部に方墳三基のA群があり、これらから北方約一〇〇メートル離れた高位な標高五六メートルの台地南縁部に方墳一基と円墳二基のB群がある。A群の方墳は一辺一五メートル前後、高さ二メートル前後の完形の墳丘である。B群のうち方墳は全長が五二メートル、高さ三・五メートルで、南西側に幅一〇メートルの低い造出しがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android