広告効果(読み)こうこくこうか(英語表記)advertising effectiveness

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「広告効果」の意味・わかりやすい解説

広告効果
こうこくこうか
advertising effectiveness

広告支出による需要曲線右方へのシフト効果をいう。その計量的な把握,すなわち広告効果測定はきわめて困難で,実際には広告による種々の中間項的な段階への効果が測定され,それ以後は他の要素との協働により販売高をもたらすものと考えられるのが通例である。測定の主たるものは,(1) 知覚効果の測定 広告が人々の視聴覚にどの程度到達し訴えているか (視聴率調査など) ,(2) 記憶・認知効果の測定 広告による記憶の程度で,知名度・注目率調査など,(3) 理解度の測定 広告内容がその意図どおりに理解されているかどうか,広告によってブランドの知名率,理解度,好感度,購入意図などがどれくらい消費者に形成されたか,(4) 購買動機への効果の測定 購買動機に対し広告やプレミアム・キャンペーンなどがどの程度刺激を与えたか,などである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android