広早浦(読み)ひろはやうら

日本歴史地名大系 「広早浦」の解説

広早浦
ひろはやうら

[現在地名]保内町広早

佐田岬さだみさき半島基部の伊予灘に面する漁村で、東は喜木津ききつ浦、西は伊方いかた浦に接する。

慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)には広早浦の記載はなく、喜木津浦に含まれていた。宇和島藩は明暦三年(一六五七)に吉田藩三万石を分知し、喜木津浦は吉田藩領となっている。その後、分村が行われ、元禄一三年(一七〇〇)の領分附伊予国村浦記には喜木津浦、高六五石八斗七升五合、喜木津浦枝浦広早浦、高二四石八斗八升五合と記載され、ともに吉田藩領とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android