広智(読み)こうち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「広智」の解説

広智 こうち

?-? 平安時代前期の僧。
鑑真(がんじん)の弟子の道忠にまなび,下野(しもつけ)(栃木県)大慈寺3世となる。弘仁(こうにん)8年(817)最澄(さいちょう)の東国巡化の際,下野で多宝塔建立をたすける。のち比叡(ひえい)山で天台教学をまなび,下野鎮国師となって東国に天台宗をひろめる基礎をきずいた。弟子に円仁(えんにん)らがいる。通称は広智菩薩(ぼさつ)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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