広浜嘉雄(読み)ヒロハマ ヨシオ

20世紀日本人名事典 「広浜嘉雄」の解説

広浜 嘉雄
ヒロハマ ヨシオ

昭和期の法哲学者,民法学者 東北大学名誉教授。



生年
明治24(1891)年1月20日

没年
昭和35(1960)年8月3日

出生地
三重県

学歴〔年〕
京都府立師範学校〔明治44年〕卒,京都帝大法学部〔大正11年〕

学位〔年〕
法学博士

経歴
教員を経て、京大卒業。同大助手から大正13年東北帝大助教授、昭和6年教授となり民法、法理学担当。独自の法理論を唱え、経験法学概念を導入。戦時中神社振興調査会委員、文部省思想審議会委員として皇国思想の普及に務めた。戦後公職追放となり、名古屋弁護士開業著書に「私法学序説」「法理学」「日本的私法制度論考」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「広浜嘉雄」の解説

広浜嘉雄 ひろはま-よしお

1891-1960 昭和時代の法哲学者,民法学者。
明治24年1月20日生まれ。昭和5年東北帝大教授。戦時中は皇国思想の普及につとめ,戦後公職追放になる。名古屋で弁護士を開業,のち愛知大教授。昭和35年8月3日死去。69歳。三重県出身。京都帝大卒。著作に「私法学序説」「日本的私法制度論考」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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