日本歴史地名大系 「広琳寺」の解説 広琳寺こうりんじ 栃木県:宇都宮市上平出村広琳寺[現在地名]宇都宮市平出町平出(ひらいで)町中央部の平坦地にあり、平出山宝筐院と号し、真言宗智山派。本尊聖観世音菩薩。承元三年(一二〇九)平出城主鈴木八郎重定の開基と伝える。慶長一七年(一六一二)の関東八州真言宗諸寺連判留書案(醍醐寺文書)に広林寺とある。代々雷電宮(現平出神社)の別当寺として祭祀をつかさどり、元文三年(一七三八)心経一千巻読誦、寛保元年(一七四一)の来由記などを伝える。大正三年(一九一四)宇都宮市にあった旧東勝(とうしよう)寺堂宇のうち文珠堂が当寺境内に移築された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by