輪奐(読み)リンカン

デジタル大辞泉 「輪奐」の意味・読み・例文・類語

りん‐かん〔‐クワン〕【輪×奐】

《「輪」は高大、「奐」は大きく盛んな意》建築物が広大でりっぱなこと。
「われは大統領の館の―の美を訪ねて」〈鴎外訳・即興詩人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「輪奐」の意味・読み・例文・類語

りん‐かん ‥クヮン【輪奐】

〘名〙 (形動) (「輪」は屈曲して高大なさま、「奐」は大きく盛んな意) 社寺その他の建物が、広大で壮麗であること。また、そのさま。
※済北集(1346頃か)一三・善金吾祭規菴「営搆梵宮奐体規」 〔劉潜‐為安成王譲江州表〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「輪奐」の読み・字形・画数・意味

【輪奐】りんかん(くわん)

建物の壮大で美しいこと。〔礼記、檀弓下〕晉、子(趙武)の室をせるを獻(いは)ふ。晉の大夫、發(室寿ぎ)す。張老曰く、美なる哉(かな)、輪焉たり。美なる哉、奐焉(くわんえん)たり。斯(ここ)に歌ひ、斯に哭し、國族を斯に聚めんと。子~北面して再拜稽首す。

字通「輪」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android