輪奐(読み)リンカン

精選版 日本国語大辞典 「輪奐」の意味・読み・例文・類語

りん‐かん‥クヮン【輪奐】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「輪」は屈曲して高大なさま、「奐」は大きく盛んな意 ) 社寺その他の建物が、広大で壮麗であること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「営搆梵宮奐体規」(出典:済北集(1346頃か)一三・善金吾祭規菴)
    2. [その他の文献]〔劉潜‐為安成王譲江州表〕

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普及版 字通 「輪奐」の読み・字形・画数・意味

【輪奐】りんかん(くわん)

建物の壮大で美しいこと。〔礼記、檀弓下〕晉、子(趙武)の室をせるを獻(いは)ふ。晉の大夫、發(室寿ぎ)す。張老曰く、美なる哉(かな)、輪焉たり。美なる哉、奐焉(くわんえん)たり。斯(ここ)に歌ひ、斯に哭し、國族を斯に聚めんと。子~北面して再拜稽首す。

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