庄屋仕立

山川 日本史小辞典 改訂新版 「庄屋仕立」の解説

庄屋仕立
しょうやじたて

江戸幕府政治制度特徴を,幕臣小宮山昌世(まさよ)が比喩的に表現した言葉農村の庄屋制度と同じように,幕府の制度が簡明であることのたとえによく用いられる。さらに幕府の組織が,実は農村の自治制度との間に多くの共通性をもっていることも含意しており,同時代の人間洞察一例として,幕府制度の成立過程・特徴を考えるうえでのヒントになる。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android