庄山城跡(読み)しようやまじようあと

日本歴史地名大系 「庄山城跡」の解説

庄山城跡
しようやまじようあと

[現在地名]姫路市飾東町庄

姫路平野の北東に位置する中世の山城跡。標高一九二メートルのしろ山に築かれ、山麓からの比高は約一五〇メートル。南西方向に眺望が開け、姫路城や御着ごちやく城を遠望できる。「播磨鑑」などによれば、赤松貞範が築城し、のち小寺政隆が入ったというが、中世の史料からは確認できない。享禄三年(一五三〇)浦上村宗に攻められて「小寺城」が落城しているが(細川両家記)、この城を当城とする説がある。永禄一二年(一五六九)織田信長の命を受けた木下助右衛門や三木城の別所氏による攻撃を受け、高砂城などとともに落城している(八月一九日「朝山日乗書状案」益田家什書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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