庄役(読み)しょうやく

精選版 日本国語大辞典 「庄役」の意味・読み・例文・類語

しょう‐やくシャウ‥【庄役・荘役】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 平安時代荘園領主作人寄人などに課した特定の所当課役。
    1. [初出の実例]「又為茂元者、大仏供園寄人也。而去々年之間、不庄役」(出典:九条家本延喜式巻十二裏文書‐治安四年(1024)二月一五日・従儀師仁静解)
  3. しょうや(庄屋)
    1. [初出の実例]「行客(たびびと)をな留めそと、荘役の徇伝(ふれつた)へし」(出典:読本南総里見八犬伝(1814‐42)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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