庄田鶴友(読み)ショウダ カクユウ

20世紀日本人名事典 「庄田鶴友」の解説

庄田 鶴友
ショウダ カクユウ

明治〜昭和期の日本画家



生年
明治12(1879)年9月28日

没年
昭和23(1948)年4月5日

出生地
奈良県添上郡柳生村

本名
庄田 常喜

学歴〔年〕
京都市立美術工芸学校絵画科〔明治31年〕卒

経歴
山元春挙師事。明治32〜35年兵役につき、36年内国勧業博で褒状を受けるが、37年再び応召し日露戦争に従軍した。39年復員し、40年第1回文展に入選、以後第3回を除いて第12回まで毎年出品し、43〜45年と大正3年、4年と褒状を受賞。この間明治43年京都市立絵画専門学校助教授、のち教授となり、大正11年までつとめた。8年池田桂仙らと日本自由画壇を結成、昭和6年同会を脱退し官展に復帰。8年帝展推薦となり、新文展にも無鑑査出品した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「庄田鶴友」の解説

庄田鶴友 しょうだ-かくゆう

1879-1948 明治-昭和時代の日本画家。
明治12年9月28日生まれ。山元春挙にまなぶ。明治40年文展で「海辺」が入選,以後も「暮雪」「耶馬渓の朝」などを出品。43年京都市立絵画専門学校(現京都市立芸大)助教授,のち教授。大正8年植中直斎らと日本自由画壇を結成した。昭和23年4月25日死去。70歳。奈良県出身。京都市美術工芸学校卒。本名は常喜。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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