庇の簡(読み)ひさしのふだ

精選版 日本国語大辞典 「庇の簡」の意味・読み・例文・類語

ひさし【庇】 の 簡(ふだ)

  1. 鎌倉幕府で、小侍所(こざむらいどころ)に属した番衆うち将軍に親しく近づくことを許された御簡衆(おふだしゅう)姓名を記し、庇の御所にかかげた札。庇番の姓名を記した札。
    1. [初出の実例]「於庇御簡者、随別仰秋田城介、於御所、令書之」(出典吾妻鏡‐正嘉二年(1258)一二月一九日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android