床木村
ゆかぎむら
[現在地名]弥生町床木
現弥生町の北東部、井崎川に注ぐ床木川流域に位置。牀木とも記し(豊後国志)、イカギともいう。大永八年(一五二八)一〇月一一日の大神惟豊知行預ケ状(薬師寺文書)に「床木ノ河内」とみえ、惟豊は高畑右京亮に同地ほかを預け置いている。天正一六年(一五八八)七月二二日には「佐伯ゆかき谷しゆ」の川村主殿助ら一〇名が、同一七年七月一九日には「ゆるき村」(ゆかきの誤記か)のおのの蔵助ら四名が、同一九年九月二四日には「いかぎ」の新十郎がそれぞれ伊勢神宮に参詣している(「参宮帳写」後藤作四郎文書)。
床木村
いすのきむら
[現在地名]伊勢市矢持町 床木
横輪川の最上流にある。南へは切原峠(三五二・四メートル)を越えて五ヶ所浦(現度会郡南勢町)に至る切原越に通ずる。一宇郷の一村で幕府領。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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