宇治山田(読み)うじやまだ

精選版 日本国語大辞典 「宇治山田」の意味・読み・例文・類語

うじやまだ うぢやまだ【宇治山田】

三重県伊勢市旧称伊勢神宮内宮のある宇治外宮のある山田とを合わせた地名

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デジタル大辞泉 「宇治山田」の意味・読み・例文・類語

うじやまだ〔うぢやまだ〕【宇治山田】

三重県伊勢市の旧称。→伊勢

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「宇治山田」の意味・わかりやすい解説

宇治山田
うじやまだ

三重県伊勢市(いせし)の旧名。伊勢神宮内宮(ないくう)の鳥居前町宇治と外宮(げくう)の鳥居前町山田が1889年(明治22)の市町村制宇治山田町となり、1906年(明治39)市制施行、1941年(昭和16)伊勢市と改称。両地区とも中世からの「伊勢参り」で栄えたが、商業利権の競合から対立し、1486年(文明18)には宇治山田合戦とよばれた流血抗争を起こしたこともある。

[伊藤達雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宇治山田」の意味・わかりやすい解説

宇治山田
うじやまだ

三重県志摩半島,伊勢市の中心市街地。伊勢神宮の所在地,伊勢志摩国立公園の玄関口として知られる。宇治に皇大神宮 (内宮) ,山田に豊受大神宮 (外宮) があり,両地区とも中世には自治都市形成。鎌倉時代以降,門前町として繁栄したが,互いに神権の優劣争い,商業利権の競合から対立関係となり,文明 18 (1486) 年には宇治山田合戦と呼ばれる流血の抗争が起った。 1906年両地区が合併,伊勢市 (55年成立) の前身である宇治山田市を形成した。

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旺文社日本史事典 三訂版 「宇治山田」の解説

宇治山田
うじやまだ

三重県東部,伊勢平野南端にある伊勢市の旧名。伊勢神宮の門前町
内宮門前の宇治と外宮門前の山田とからなり,平安初期から都市として発展をとげた。中世,武士・庶民の間に伊勢信仰が広まるにつれ参詣人を集めた。室町時代には人口3万以上で,当時有数の自治都市となった。江戸時代,幕府の直轄領となり,山田奉行が置かれた。1906年市制施行。'55年伊勢市と改称した。

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百科事典マイペディア 「宇治山田」の意味・わかりやすい解説

宇治山田【うじやまだ】

伊勢[市]

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