日本歴史地名大系 「床沼」の解説 床沼とこたんぬま 北海道:釧路支庁厚岸町床潭村床沼厚岸半島南部、床潭にある淡水湖。アイニンカップ岬の東にあり、海岸から砂浜を隔てて約二〇〇メートル内陸側に位置する。周囲一・五キロ、面積五三〇〇平方メートル、最深部三・五メートル、平均水深三メートルの浅い泥炭海跡湖である。「蝦夷日誌」(一編)にはトコタンの「此上ニ小き沼有るよし。ザリガニ、石斑魚多しと聞り」と記され、「納沙布日誌」には「其辺りの眺望実に目ざましく有也」とある(安政五年四月二〇日条)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by