底鱈（読み）ソコダラ

デジタル大辞泉

そこ‐だら【底^×鱈】

タラ目ソコダラ科の海水魚。全長約40センチ。尾部は糸状で尾びれはない。相模さがみ湾の深海にすむ。またソコダラ科の総称で、トウジン・ネズミダラなどが含まれる。世界の深海に広く分布し、発光バクテリアを共生させた発光器をもつ。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

そこ‐だら【底鱈】

1. 〘 名詞 〙 タラ目ソコダラ科の海産魚の総称。世界の深海底に広く分布する。日本では主に太平洋岸および東シナ海の深海を中心に約六七種が分布している。全長二〇～一五〇センチメートルほどで、体は著しく長く、尾が糸状となり、尾びれを欠く。肛門の前方に発光バクテリアが共生する発光器を持つ。ヤリヒゲ・イチモンジヒゲ・トウジンなどの種類があり、練り製品の材料や煮付けとされる。

出典　精選版 日本国語大辞典

動植物名よみかた辞典　普及版

底鱈 (ソコダラ)

学名：Nezumia kamoharai
動物。ソコダラ科の海水魚

出典　日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典　普及版」