庖丁牛を解く(読み)ほうていうしをとく

故事成語を知る辞典 「庖丁牛を解く」の解説

庖丁牛を解く

余裕を持って、みごとにものごとを処理することのたとえ。

[由来] 「荘子ようせいしゅ」に載っているエピソードから。紀元前四世紀、戦国時代中国でのこと。有名な料理人の庖丁が、ある王に頼まれて牛を解体して見せたことがありました。そのやり方は、牛の骨や筋肉のすきまにぴたりと沿って刀を動かしていくので、まったく抵抗がなく、刃が欠けることもないという、みごとなものだったということです。

[解説] 料理に使う刃物のことを「ほうちょう」と呼ぶのは、この料理人の名前に由来しています。

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