店付・見世付(読み)みせつき

精選版 日本国語大辞典 「店付・見世付」の意味・読み・例文・類語

みせ‐つき【店付・見世付】

〘名〙
① 店のつくりの様子。みせがまえ。
浮世草子男色大鑑(1687)五「世間むきの見せつきとて、紙を商売させて」
遊女などが店を張っているときの様子。
※歌舞伎・日月星享和政談(延命院)(1878)六幕「いつもおめへは見世(ミセ)つきが、がうせい能く見えるので」
談義本・養漢裸百貫(1796)五「新地には男の向燈妓(ミセツキ)男の湯女(ゆな)
④ 囲(かこい)女郎異称
洒落本・虚実柳巷方言(1794)下「見せつき 鹿恋(かこい)なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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